テーマ展「名護屋城物語ー古城の裏話ー」を開催します
※この展覧会は終了しています。
名護屋城は、今から約430年前に行われた豊臣秀吉による大陸出兵の拠点として築かれた城です。名護屋城は、当時天下人の城として大坂城に次ぐ日本で2番目の規模を誇っていたとされ、高層の天守や茶室、能舞台までも城内に造られていました。城の周辺には、日本各地から出兵のために大名や武将たちが集結し、もともと小さな漁村であったとされる名護屋は、人口20万人にものぼる巨大な都市へと変貌しました。しかし、現在では名護屋城跡には建物はなく、石垣も大きく崩れてしまっています。
今回の展覧会では、現在の壊れた石垣の残る名護屋城跡を訪れた方が感じる「ここで何があったのか」という疑問を解くべく、かわいらしいイラストで登場する秀吉たちが語る当時の「裏話」とともに、築城から現代までの名護屋城の物語をたどります。
会期
令和6年3月15日(金曜日)~令和6年5月12日(日曜日)〔59日間〕
※月曜休館(月曜祝日の場合は翌日。ただしゴールデンウィーク期間中の4月30日(火曜日)は開館)
会場
佐賀県立名護屋城博物館 企画展示室
展示構成
プロローグ
Episode1 「天下人」の城 名護屋城
Episode2 流行りは逃さない!大名と桃山文化
Episode3 秀吉の死と夢の終わり
Episode4 終わらない物語
点数
約30点
観覧料
無料
主催
佐賀県立名護屋城博物館
会期中のイベント
なごや歴史講座
3月17日(日曜日) 「名護屋城の物語」
13時30分~15時、本館ホール
料金:無料(事前申込不要)
肥前名護屋城図屏風(ひぜんなごやじょうずびょうぶ)(桃山時代~江戸時代初頭)(佐賀県重要文化財)
往時の肥前名護屋城の様子を描いた屏風。 狩野光信の作とされる。城には5重7階の 天守や御殿が、城下には陣屋や商店、名護屋に集った人々の姿が描かれている。人口20万人とも言われた名護屋の栄えた様を現在に伝える作品。
(原本は3月15日~4月21まで。22日以降は複製を展示)
天正十八年銘 瓦(てんしょうじゅうはちねんめい かわら)(天正18年(1590年))(佐賀県重要文化財)
名護屋城跡から出土した瓦で、天正18年に大坂の職人が作ったと彫られている。名護屋城の築城時期を考える上でとても貴重な資料である。