名護屋城博物館

展示案内EXHIBITION

名博コレクション展 第2部

※この展覧会は終了しています。

2019年2月 1日(金曜日) ~ 2019年3月24日(日曜日)

 当館は、特別史跡「名護屋城跡並びに陣跡」の保存整備事業の中核を担うとともに、「日本列島と朝鮮半島との交流史」をメインテーマとして資料の公開・展示、普及事業を行っています。
 これまで、名護屋城と文禄・慶長の役関連資料をはじめとする日韓交流史関連資料、韓国伝統工芸資料そして東松浦地域の歴史・文化に関連する資料など、さまざまな資料の購入や寄贈・寄託受入れ、複製の制作を通じて、館蔵資料の充実を図っています。
 本展覧会は、開館25年目の節目に合わせ、収蔵資料を分野ごとにご紹介するものです。4月に開催した第1部に続いて開催する本展覧会では、文禄・慶長の役関連の資料、韓国の伝統工芸・民俗資料、城郭史に関する資料をご紹介します。

会期 2019年2月1日(金曜日)~3月24日(日曜日)
休館日 月曜日(ただし2月11日は開館し、翌12日休館)
会場 佐賀県立 名護屋城博物館(企画展示室)
観覧料 無料
主催 当館
点数 65点(予定)

展示構成

  1. 文禄・慶長の役に関する資料
  2. 韓国の伝統工芸・民俗資料
  3. 城郭史に関する資料
  4. これまでに開催した代表的な展示(パネル展示)

担当学芸員によるギャラリートーク

日時:2019年2月17日(日曜日)15時10分~15時40分 (予定)
   2019年3月17日(日曜日)15時30分~16時 (予定)
   いずれも同日に開催する「なごや歴史講座」終了後に開催します。
参加費:無料

会期中の館行事

  1. 特別史跡島津義弘陣跡の発掘調査現地説明会
    日時:2019年3月3日(日曜日) 10時30分~12時
    資料代:100円
    集合場所:波戸岬第一駐車場
    備考:荒天時は当館ホールにてスライドを用いた説明会を実施します。
       また、終了後に本展覧会のギャラリートークも開催します。
  2. なごや歴史講座
    2019年2月17日(日曜日) 13時30分~15時
     「城下のくらし 肥前名護屋の暮らしを考える」
      講師:松浦由佳(当館調査研究担当学芸員)
      資料代:100円
    2019年3月17日(日曜日) 13時30分~15時
     「幻の巨城「肥前名護屋城」 その保存活用と博物館の歩み」
      講師:松尾法博(当館学芸課長)
      資料代:100円

    詳細は「なごや歴史講座」のページをご覧ください。

代表的な展示資料

石田三成ほか連署書状案
石田三成ほか連署書状案(1592年)
 石田三成・大谷吉継・増田長盛が悪化する戦況についてソウルから報告した内容

加藤清正自筆覚書
加藤清正自筆覚書(写真は冒頭部分/1592年)
 朝鮮半島北部に進軍した加藤清正が熊本に残る重臣にあてた指示を自筆で列記する

安東統宣高麗渡唐記
安東統宣高麗渡唐記(個人蔵・当館寄託/写真は冒頭部分/16世紀末~17世紀)
 文禄の役において大友吉統軍の一員として渡海した一武将の従軍記

洪浩然筆 李白詩屏風
洪浩然筆 李白詩屏風(平成5年度寄贈資料/江戸時代前期)
 文禄の役で捕らえられた洪浩然の書

黒漆塗鳳龍文チャン
黒漆塗鳳龍文チャン(19世紀)
 朝鮮時代に王族の女性が使用した調度

螺鈿雲龍円文衣裳函
螺鈿雲龍円文衣裳函(19世紀)
 朝鮮時代の王族が使用した衣裳ケース

ポジャギ
ポジャギ(朝鮮時代)
 風呂敷の一種で、コウモリなどの吉祥文が刺繍されている

トゥイジュ
トゥイジュ(朝鮮時代)
 穀物などの貯蔵に用られた木箱

処容タル
処容タル(現代)
 蔚山地域に継承されている舞踊で用いられる面