博物館テーマ展示「鍋島更紗をみる 壱」
※この展覧会は終了しています。
博物館
2009年5月26日(火曜日)~ 2009年7月 5日(日曜日)
「鍋島更紗(なべしまさらさ)」は、慶長年間 に朝鮮半島から伝わったといわれ、来歴から高麗更紗(こうらいさらさ)、また、技法を継承した人物から半兵衛更紗(はんべいさらさ)とも呼ばれました。
鍋島藩主御用の献上品・贈答品であったため門外不出でしたが、天保年間(1830~44)にまとめられた「鍋島更紗秘伝書」並びに「鍋島更紗見本帖」(佐賀県重要文化財)には一子相伝の技法が記されています。
木版で細かな線を配し、型紙で彩色をする独特の更紗染めは、オリジナルの版木が未発見のため、どのように作られたかは未だに謎のままです。
このたび、現存する最大の「鍋島更紗幔幕(まんまく)」や、最後の更紗職人であった江頭家から奉納された正教寺蔵の「鍋島更紗掛軸」、さらに「鍋島更紗見本帖」の江戸版(20型33種)と明治版(20型24種)を全巻展示します。
佐賀の染色「鍋島更紗」をぜひ御鑑賞ください。
会期 | 平成21年5月26日(火曜日)~7月5日(日曜日) |
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会場 | 佐賀県立博物館 3号展示室 |
観覧料 | 無料 |