佐賀県立博物館|佐賀県立美術館

EXHIBITION展示案内

肥前刀

肥前刀  「肥前刀」という言葉が使われるようになったのは近代に入ってからのようで、大正6年に刊行された『西肥遺芳(さいひいほう)』は、忠吉一門が佐賀城下で制作した刀剣を「肥前刀」と記しています。江戸時代には「肥前国鍛冶」「肥前国忠吉一類」などと呼ばれていたそうです。 肥前刀展示風景  佐賀藩主鍋島家の御刀鍛冶(御用刀工)の忠吉(忠広)とその一門は、江戸時代を通じて100人を超える刀工を輩出し隆盛を極めました。江戸時代の『懐宝剣尺(かいほうけんじゃく)』という刀剣書では、刀の切れ味で番付けし、最高の「最上大業物(さいじょうおおわざもの)」12名に、初代忠吉など肥前刀から3名が選ばれています。 常設展では、2~3振を展示しています。ぜひご覧ください。

場所 博物館 2号展示室
観覧料 無料