玉手箱3「肥前国産物図考」
※この展覧会は終了しています。
美術館
2009年7月24日(金曜日)~ 2009年8月31日(月曜日)
安永2(1773)年~天明6(1786)年に唐津藩水野家の家臣木崎攸軒盛標(きざき・ゆうけん・もりたか/1712~92)が編纂した「肥前国産物図考(ひぜんこくさんぶつずこう)」を紹介します。
「肥前国産物図考」は、石炭・焼物・紙漉き・狩猟・捕鯨・各種漁業など唐津領内の21の生業を、木崎盛標が絵と(詞書(ことばがき)で記録して8巻に納めたものです。
原本は本館所蔵・保管の2巻を含む4巻の所在が確認されており、他の4巻は所在不明となっています。8巻が全て揃っている写本は現在5件確認されていますが、本館が所蔵する「肥前国産物図考」富山本(佐賀県重要文化財/折本8帖)は、その内の1つです。
今回の展示では、本館所蔵の富山本8帖と「江猪漁事(いるかりょうのこと)・鮪網乃図(まぐろあみのず)・鯛網の図(たいあみのず)・海士(あま)」原本を展示します。特に、幕末から近代にかけて産業・軍事等を支えた唐津石炭業の初期の様子を描いた「石炭」(富山本第7帖)を詳しく紹介します。
会期 | 平成21年7月24日(金曜日)~8月31日(月曜日) |
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会場 | 美術館1号展示室B |
観覧料 | 無料 |