玉手箱4「龍造寺隆信の刀」
※この展覧会は終了しています。
美術館
2009年10月 1日(木曜日)~ 2009年12月27日(日曜日)
佐賀城の前身であった村中城を拠点として活躍した戦国武将龍造寺隆信(1529~84)は、大友氏や島津氏と九州の覇権を競い、全盛期の天正9年(1581)頃には肥前・肥後・筑前・筑後・豊前の5ヶ国に勢力をひろげ、「五州の太守」と呼ばれました。
天正12(1584)年3月24日、島原の有馬氏と連合して肥前に進出した島津氏を討つために大軍を率いて出兵した隆信は、島原沖田畷(おきたなわて)で戦死してしまいます。この時、隆信を討ち取ったのは島津家家臣の川上忠堅(ただかた)ですが、川上家は現在に至るまで、隆信を供養し、氏神としておまつりしています。
平成20年12月、関西にお住まいの川上家御当主から、御神体としてまつられてきた龍造寺隆信所用の脇指(相州住国次/長52.0センチメートル)が佐賀県に寄贈されました。今回の展示は、この脇指を初めて公開するものです。
あわせて、龍造寺隆信の肖像画や隆信が着用した甲冑、前半生のライバルであった神代勝利(くましろかつとし)が奉納したといわれる刀も展示します。
会期 | 平成21年10月1日(木曜日)~12月27日(日曜日) |
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会場 | 美術館1号展示室B |
観覧料 | 無料 |