玉手箱5「鍋島更紗をみる 弐」
※この展覧会は終了しています。
美術館
2010年1月 1日(金曜日)~ 2010年2月14日(日曜日)
鍋島更紗敷物 熨斗文 明治時代、野中家蔵 |
「鍋島更紗(なべしまさらさ)」は、慶長年間 に朝鮮半島から伝わったといわれ、来歴から高麗更紗(こうらいさらさ)、また、技法を継承した人物名から半兵衛更紗(はんべいさらさ)とも呼ばれました。「鍋島更紗秘伝書」(佐賀県重要文化財)によれば、鍋島更紗は、木版と型紙を組み合わせて染める門外不出の技法で作られ、江戸時代を通じて重要な藩の御用品でした。また、東南アジア伝来の更紗のルーツにならい、絹ではなく木綿の布に天然染料で染められた鍋島更紗は、時を経て落ち着いた色調も魅力のひとつです。
今回の展示は、佐賀市材木町にある創業寛永3年(1626)の漢方薬製造販売の老舗(しにせ)、野中家に伝わる鍋島更紗8点と裂(きれ)を紹介します。
会期 | 平成22年1月1日(金曜日・元日)~2月14日(日曜日) |
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休館日 | 1月12日(火曜日)・25日(月曜日)、2月8日(月曜日) |
会場 | 美術館 1号B展示室 |
展示資料 | 8点と更紗裂(大小6種11片) |
観覧料 | 無料 |
関連行事 | 学芸員によるギャラリートークを開催します。 ●日時:平成22年1月23日(土曜日)13時30分~14時 ●場所:美術館1号B展示室 ●参加料:無料 ●事前申込不要、参加は自由です。 |