博物館テーマ展示5「小城の羊羹業の創始者 森永惣吉」
※この展覧会は終了しています。
博物館
2010年11月16日(火曜日)~ 2010年12月26日(日曜日)
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森永惣吉(もりなが・そうきち/初代/1846~1910)は、明治初年、家業の苦境を助けて、江戸時代以来の肴屋・会席業の商いに精励する中で、煉羊羹(ねり・ようかん)の製法を考案し、明治5(1872)年に小城町で羊羹業を創業しました。
その後惣吉は、明治31・33年に新製品の「白羊羹」「茶羊羹」を考案し、明治35(1902)年には第2回全国菓子品評会、明治43(1910)年には第13回九州沖縄八県連合共進会で賞を受けるなど、小城の羊羹業をリードしました。
小城の羊羹業は、日清・日露戦争前後や九州鉄道唐津線全線開通時に大幅に需要が拡大しました。製造者も増え、海外まで販路を拡大し、小城を代表する産業となりました。
惣吉は、小城が輩出した書聖中林梧竹(なかばやし・ごちく)や政友会重鎮松田正久らとも交流があり、両者の書も森永家に伝わっています。
没後100年にあたり、同家から平成元年に本館に御寄贈いただいた資料をもとに、森永惣吉の功績と人柄を振り返ります。
会期 | 平成22年11月16日(火曜日)~12月26日(日曜日) 41日間 |
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会場 | 佐賀県立博物館 3号展示室(テーマ展示コーナー) |
観覧料 | 無料 |
展示資料リスト
(6)煉り釜と(7)まぜ棒 | (14)宝尽し文様型 | (17)羊羹包丁 | |
(18)羊羹包装紙用印板 | (24)第2回全国菓子品評会褒賞状 | (4)写真「小城羊羹森永本舗」 | (3)看板 |
※記者発表資料