県立博物館テーマ展4「肥前の染と織」を開催します
※この展覧会は終了しています。
博物館
2011年9月13日(火曜日)~ 2011年11月10日(木曜日)
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佐賀県には鍋島更紗、佐賀錦、鍋島緞通(花毛氈)といった伝統的な染織品があります。これらは、いずれも手作業によって一つ一つ丁寧に作られており、非常に細やかで手が込んだ工芸品です。
この中で最も早く、慶長期(1596~1615年)に始まったとされる鍋島更紗は、大正期(1912~26年)に一旦は途絶えたものの、秘伝書や見本帳が残っていたことから、昭和40年代に鹿島の染色家鈴田照次氏によって復興されました。
また、佐賀錦は19世紀に鹿島藩で始まったとされ、明治初期に一時途絶えたものの、それを惜しんだ大隈重信により復興され今に続いています。
鍋島緞通は、元禄期(1688~1704年)に長崎にいた中国人によって技法が伝えられ、佐賀城下の扇町で「扇町毛氈」として始まった日本最古の綿緞通です。
今回はこれらの工芸品とともに、綿花を紡いで布を織る際に使われていた木綿機や、糸車などの機織道具、佐賀錦の織台などの道具類も併せて紹介しますので、ぜひ御覧ください。
会期 | 平成23年9月13日(火曜日)~11月10日(木曜日) |
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会場 | 佐賀県立博物館 3号展示室 |
主催 | 佐賀県立博物館 |
展示資料 | 30件37点 ※会期中作品を入れ替えます。 |
観覧料 | 無料 |
鍋島更紗秘伝書【県重文】