玉手箱6「鍋島の文様」
※この展覧会は終了しています。
美術館
2012年1月17日(火曜日)~ 2012年3月11日(日曜日)
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県内には『鍋島』の名前を冠した工芸品として、「鍋島焼」、「鍋島更紗(なべしまさらさ)」、「鍋島緞通(なべしまだんつう)」があります。これらの工芸品の中には、花や器物(きぶつ)、有職文様(ゆうそくもんよう)〈※〉などのデザインが巧みに取り入れられており、今回の企画展では、こうした特徴的な文様が入っている工芸品を御紹介します。
特に、今回御紹介する鍋島緞通の「蟹牡丹文(かにぼたんもん))」と呼ばれる文様は、牡丹を蟹がハサミを振り上げている姿に見立てており、奇抜な文様が目を見張ります。その他にも、梅や椿といった馴染みのある植物をモチーフにしたものや、雷文(らいもん)・青海波(せいがいは)・紗綾形(さやがた)といった伝統的な文様が描かれているものもあります。現代の様々なデザインの中にも取り込まれているこれらの文様が、『鍋島』の名前を冠した江戸時代の工芸品でどのように表現されていたのか、この機会に是非御鑑賞ください。
〈※〉有職文様...平安時代以来、公家階級で装束(しょうぞく)・調度などに用いられた伝統的文様
会期 | 平成24年1月17日(火曜日)~平成24年3月11日(日曜日) |
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会場 | 佐賀県立美術館 1号B展示室 |
観覧料 | 無料 |
展示資料 | 鍋島緞通、色絵草紙文皿 等10点 |
色絵草紙文皿 いろえぞうしもんさら) |
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鍋島緞通 蟹牡丹文 ( なべしまだんつう かにぼたんもん) |
色絵更紗文香炉 (いろえさらさもんこうろ) |