県立博物館テーマ展示3「手で考える~デッサンとエスキース~」
※この展覧会は終了しています。
博物館
2012年5月29日(火曜日)~ 2012年7月16日(月曜日)
「デッサン(dessin、素描)」は、あらゆる画家にとって表現力を支える礎となるものであり、木炭や鉛筆等を用いてモノトーン(白黒)で描く手法のことです。
また、「エスキース(esquisse、下絵)」とは、洋画等の完成作を制作する際の準備段階の絵、いわゆる「下絵」のことです。画家は、エスキースを重ねて画面全体の構図やモチーフ(題材)の配置を決めるなど、構想をより深めた後に本番、完成作に臨みます。
デッサン、そしてエスキースは、画家にとっての手と眼の訓練と構想、思索の軌跡であり、あたかも画家が描きながら「手」で考えているかのような印象を与えます。
本展覧会では、当館に収蔵、寄託されている岡田三郎助をはじめとした洋画家、そして立石春美など日本画家の貴重なデッサン、エスキースを選りすぐって紹介します。これらは、あまり知られることのない画家たちの創作の裏側ともいうべきものであり、完成作とは一味違った魅力にあふれています。この機会にぜひご堪能ください。
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会期 | 平成24年5月29日(火曜日)~7月16日(月曜日・祝日) |
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会場 | 佐賀県立博物館3号展示室 テーマ展示コーナー |
観覧料 | 無料 |
展示資料 | 9人の洋画家、日本洋画のデザ、エスキース及び完成作品 計23点 |
関連事業 | 学芸員によるギャラリートーク (参加料無料・事前予約不要) (日時)6月9日、30日の各土曜日 各日午後2時から |
立石春美 ピアノの前 下絵 佐賀県立美術館蔵 |
高木背水 自画像 個人蔵 |
三根霞郷 神話 |
納富 進 龍王峠 下絵 佐賀県立美術館蔵 |
展示資料(155KB; PDFファイル)
展示作品一覧(626KB; PDFファイル)