県立博物館テーマ展示5「売茶翁―没後250年―」
※この展覧会は終了しています。
博物館
2013年9月11日(水曜日)~ 2013年11月 8日(金曜日)
↑上の画像を |
肥前蓮池(佐賀市蓮池町)出身の禅僧(黄檗(おうばく)僧)である売茶翁(ばいさおう/まいさおう 1675~1763)は、61歳頃から京都で茶具を担いで煎茶を売り、「通仙亭(つうせんてい)」という茶店を設けて評判になりました。現在では、煎茶道中興の祖と評価されています。
今回の展覧会では、来年売茶翁の没後250年をむかえるのに先立ち、初公開となる売茶翁自筆の書《大仏殿前松下開茶店詩(だいぶつでんまえのしょうかにちゃみせをひらくし)》1幅をはじめとする書の数々や肖像画など15点を展示することで、売茶翁のこころにふれ、その功績をたどります。
多くの方の御来館をお待ちしています。
会期 | 平成24年9月11日(火曜日) ~11月8日(木曜日) |
---|---|
開館時間 | 9時30分~18時 |
休館日 | 月曜日(月曜日が祝日の場合は、翌火曜日) |
会場 | 佐賀県立博物館 3号展示室 |
展示資料 | 15点 |
観覧料 | 無料 |
関連行事 | (1)たべんばくんと考えよう!売茶翁クイズ大会 日時:10月13日(土曜日) 10時~ 会場:佐賀県立博物館 エントランスホール (2)ギャラリートーク 日時:10月13日(土曜日) 14時~ 会場:佐賀県立博物館 3号展示室 講師:藤井祐介(本館学芸員) (3)博物館・美術館セミナー 日時:10月27日(土曜日) 14時~15時30分 会場:佐賀県立博物館 3号展示室 受付:開始30分前から(どなたでも参加できます) 内容:「京の都と売茶翁―没後250年にあたり―」 講師:藤井祐介(本館学芸員) |
※展示資料一覧(58KB;PDFファイル)
■ 売茶翁 ばいさおう(まいさおう) 1675(延宝3)年~1763(宝暦13)年 | |
「売茶翁」とは愛称で、本名は柴山(元昭(しばやまもとあき)(幼名「菊(泉(きくせん)」)といい、蓮池鍋島家の御殿医(ごてんい)柴山杢之進(しばやまもくのしん)の三男として生まれる。11、2歳頃に蓮池の龍津寺(りゅうしんじ)で出家し、僧としての名を月海元昭(げっかいげんしょう)という。 煎茶が普及しつつあった江戸中期において、京都の名勝地で禅を説きながら煎茶を売り歩き、茶代は客次第として誰にでも提供する姿から「売茶翁」と呼ばれた。晩年は還俗(げんぞく)し、高遊外(こうゆうがい)と号している。 |
|
聖護林偶成(売茶翁筆) |
|
売茶翁書状 |
売茶翁像(比喜多宇隆筆) |