生誕150年記念 森永太一郎展 ―2坪の町工場から始まった〈おかし〉革命
※この展覧会は終了しています。
伊万里(現在の佐賀県伊万里市)出身で、日本の「西洋菓子のパイオニア」「菓子王」と呼ばれる森永太一郎(1865~1937)は、来年生誕150年を迎えます。
太一郎は、米国に足かけ12年滞在し、西洋菓子の製法を習得した後、明治32(1899)年8月、東京市赤坂区溜池町(現在の港区虎ノ門付近)に広さわずか2坪の「森永西洋菓子製造所」を開きました(森永製菓の創業)。太一郎は、苦労の末、事業規模を拡大し、日本で初めて西洋菓子製造を機械化し、大量生産を始めました。
その後、明治38(1905)年に新高製菓、明治43(1910)年に不二家、大正5(1916)年に東京菓子(株式会社明治の前身)、大正10(1921)年に江崎商店(江崎グリコの前身)、大正13(1924)年に北日本製菓(ブルボンの前身)などが次々に創業し、全国で、子どもたちの大好きな〈おかし〉が、生活の一部として定着しました。
太一郎と森永製菓は、それまでの和菓子中心の日本の菓子業界に「革命」をもたらし、生活文化を変化させる端緒を作ったと言えます。
今回の展覧会は、佐賀が生んだ森永太一郎の人となりと功績をたどるとともに、時代を彩った森永製菓のお菓子や広告により近代の生活文化の一端を御覧いただくものです。
会期 | 平成26年7月18日(金曜日)~9月7日(日曜日) |
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会場 | 佐賀県立博物館(3号展示室・エントランスホール) |
観覧料 | 一般300円、割引観覧料200円 ※高校生以下及び障害者は無料 ※学生、20人以上の団体、博美メール会員等は割引観覧料 |
主催 | 佐賀県立博物館、森永製菓株式会社、 一般財団法人森永エンゼル財団 |
共催 | STSサガテレビ |
特別協力 | 森永太一郎翁顕彰会、佐賀県菓子工業組合 |
展示構成
ア それは、2坪の町工場から始まった
イ 〈おかし〉革命
ウ 時代を彩る森永のお菓子
エ 太一郎のこころ
【展示点数】 430点
関連企画・イベント
(1) 開会式
ア 日時:平成26年7月17日(木曜日)13時30分~14時30分
イ 会場:佐賀県立博物館 1階 エントランスホール
(2) 食のフォーラム
ア 日時:平成26年8月2日(土曜日)13時30分~16時
イ 会場:佐賀県立美術館 2階 画廊
ウ テーマ:「和菓子と西洋菓子の出会い」
エ 基調講演
八百啓介(やおけいすけ)氏(北九州市立大学教授)
オ パネルディスカッション
八百啓介氏(北九州市立大学教授)
上野晶子(うえのあきこ)氏(北九州市立自然史・歴史博物館学芸員)
村岡安廣(むらおかやすひろ)氏(株式会社村岡総本舗代表取締役社長)
前田英宣(まえだひでのぶ)氏(森永太一郎翁顕彰会会長、まえだまめ株式会社代表取締役)
山本長次(やまもとちょうじ)氏(佐賀大学教授)【コーディネーター】
(3) ダンテフォーラム
※一般財団法人森永エンゼル財団が、エンゼル研究の一環として、平成4年から行い、web公開している講演会
ア 日時:平成26年8月23日(土曜日)13時30分~15時
イ 会場:佐賀県立美術館 2階 画廊
ウ 基調報告:稲垣良典(いながきりょうすけ)氏 (九州大学名誉教授)
エ 講話:テーマ「エンゼルと私」
稲垣良典氏(九州大学名誉教授)
松田義幸(まつだよしゆき)氏(尚美学園大学理事長)
犬塚潤一郎(いぬつかじゅんいちろう)氏(実践女子大学教授)
(4) ワークショップ「世界にひとつだけのお菓子箱を作ろう!」
ア 開催日:7月19日、8月9日・16日・23日及び9月6日(各土曜日)
イ 対象:展覧会を観た中学生以下の児童・生徒(先着順で各日40人まで)
(5) ワークショップ「折り紙でキョロちゃんを作ろう!」
ア 開催日時:7月26日及び8月2日・30日(各土曜日)
各日1回目:11時~11時30分、2回目:14時~14時30分
イ 対象:展覧会を観た中学生以下の児童・生徒(先着順で各回15人まで)
(6) キョロちゃんと写真を撮ろう
会期中の毎週日曜日に開催(1回目:11時~、2回目:13時~、3回目:15時~)
(7) キョロちゃんスタンプラリー
ア 開催日:会期中毎日(休館日を除く)
イ 対象:展覧会を観た全員
ウ 内容:スタンプを全部集めた方に、毎日先着50名様限定で、森永製菓のお菓子をプレゼント!
(8) キョロちゃんぬり絵コーナー(展覧会場(3号展示室)に設置)
(9) 森永製菓のオリジナルグッズの販売コーナー(エントランスホールに設置)
(10) 佐賀県の銘菓の販売コーナー(エントランスホールに設置)