佐賀県立博物館|佐賀県立美術館

EXHIBITION展示案内

ユトリロとヴァラドン~母と子の物語~

※この展覧会は終了しています。

美術館 2015年10月24日(土曜日)~ 2015年12月 6日(日曜日)

本展では、フランス、パリの風景を詩情豊かに描いたモーリス・ユトリロ(1883~1955年)と、その母であり、画家であったスュザンヌ・ヴァラドン(1865~1938年)の作品合わせて約80点を展示します。

ともに画家として活躍し、個性あふれる作品をのこした母子による名品の数々をお楽しみください。

会期 2015年10月24日(土曜日)~12月6日(日曜日)

※毎週月曜日は休館
(祝祭日の場合は開館、翌火曜日が休館)
「ユトリロとヴァラドン~母と子の物語~」展ポスター画像
場所 美術館 3~4号展示室
観覧料 一般 1200円 (団体、前売、メール会員 1000円)

※高校生以下無料
※障害者手帳持参の方、その同伴者1名は無料
イベント 毎週水曜日に当館学芸員によるギャラリートークを開催

【時間】14時~ ※30分程度

※参加無料、事前予約不要。
※ただし入場に展覧観覧券が必要になります。
その他 ・展覧会内部での写真撮影はご遠慮ください。
・作品にお手を触れないようお願いいたします。
お問合せ先 サガテレビ事業企画部
TEL 0952-23-9112
※9時30分~17時30分、平日のみ
主催 佐賀県立美術館、サガテレビ
共催 TNCテレビ西日本、西日本新聞社
特別共催 医療法人 春陽会 うえむら病院

「ユトリロとヴァラドン」展チラシ.pdf

モーリス・ユトリロ(1883~1955年)

フランス、パリのモンマルトルにスュザンヌ・ヴァラドンの息子として生まれる。父親は不明。
7歳のときにスペイン人ジャーナリストのミゲル・ウトリーリョ(ユトリロ)・イ・モルリウスが息子として認知し、モーリス・ユトリロとなる。絵画に恋愛に忙しい母に代わり、幼いユトリロの面倒をみたのは祖母であった。寂しい環境の中、飲酒を覚えたユトリロは、20歳でアルコール依存症のため入院。治療の一環として医者にすすめられたのが絵を描くことだった。

スュザンヌ・ヴァラドン(1865~1938年)

お針子の娘としてフランス中部リモージュ近郊に生まれる。父親は不明。
幼い時にパリに出る。サーカスの曲芸をしていたが空中ブランコから落下し退団、ルノワール、ロートレックといった著名な画家たちのモデルとなった。ロートレックや作曲家エリック・サティとは一時恋愛関係にあった。
多くの恋愛、18歳での出産、49歳での21歳年下との再婚など、自由奔放でエネルギッシュな生き方はもちろんのこと、ドガが絶賛した確かなデッサン力をもって描かれた個性的な裸婦像など、その作品も圧倒的な存在感を示している。