桃咲くころ―春の美術工芸―
※この展覧会は終了しています。
美術館
2016年2月19日(金曜日)~ 2016年3月27日(日曜日)
春は、寒い冬から気温が上がり始め、秋と並んで一年の中では最も気候の良い穏やかな季節とされます。雪や氷が溶け、植物が芽を出す時期であり、梅の花が咲き始め、やがて桜や桃が開花し、藤や牡丹が見どころを迎えます。
また春は初午(はつうま)から節分、上巳(じょうし)の節句(桃の節句)、春の彼岸、花祭りと多彩な年中行事が繰り広げられる季節でもあり、特に三月三日の桃の節句は雛祭りとして、雛人形や桃の花を飾って、雛あられや菱餅を供え、白酒や寿司などの飲食を楽しむことは現在でも日本中で広く行われています。
それゆえ日本において、春は美術や工芸の主題になることが多く、桜の下で楽しむ花宴や観桜などを描いた絵画をはじめ、梅や桜、桃、藤、牡丹といった春の花や木をモティーフとした美術工芸品も数多くあります。
本展では所蔵品の中から、春の景色の代表である花見、観桜の図をはじめ、春の花や木を描いた絵画や工芸品などを展示・紹介するものです。
なお、2月19日(金曜日)~3月21日(月曜日)の期間、今年度に寄贈を受けた重要無形文化財保持者・故 古賀フミ氏の佐賀錦作品(帯、笛袋など9点)を特別展示します。
主な出品作品
山口亮一《桃咲く頃》1926年、佐賀県立美術館蔵
「色絵桜樹文輪花鉢」肥前・有田 柿右衛門様式
1670~90年代、佐賀県立美術館蔵
会期 | 2016年2月19日(金曜日)~3月27日(日曜日) ※毎週月曜日は休館。 ただし祝祭日の場合は開館、翌火曜日が休館。 |
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場所 | 美術館 2号展示室 |
観覧料 | 無料 |
展示内容 |
武谷雪溪「桜下酒宴図」 |
その他 |
重要無形文化財保持者・故古賀フミ氏の佐賀錦作品は、 |