テーマ展「埋められた青銅器~埋められた青銅器の謎を探れ~」
※この展覧会は終了しています。
弥生時代の代表的な資料に青銅器があります。
青銅器のうち、銅剣や銅矛等の武器は、有力者の墓に死者とともに副葬されますが、銅鐸や実用的でない青銅製武器は、人里離れた山間や集落の周辺に埋められることがあります。
この青銅器が埋められた理由は、弥生時代のマツリと関連付けられて説明されていますが、いまだ定説をみません。
今回、佐賀を中心とする地域から発見された埋納青銅器を展示し、青銅器がどのような目的で埋められたのか、その謎について迫ります。
会期 | 2016年3月18日(金曜日)~5月15日(日曜日) ※毎週月曜日は休館。 ただし3月21日(月曜日・祝日)と 5月2日(月曜日・祝日)は開館。 3月22日(火曜日)は休館。 |
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場所 | 博物館 3号展示室 |
観覧料 | 無料 |
その他 | 写真撮影はご遠慮ください。 |
主な展示資料
I 様々な青銅器
・吉野ヶ里遺跡出土細形銅剣(重文)、弥生時代中期、文化庁
・徳須恵遺跡出土細形銅矛 (県重文)、弥生時代中期、館蔵
・北尾遺跡出土細形銅戈 (県重文)、弥生時代中期、館蔵
・宇木汲田遺跡出土多鈕細文鏡(県重文)、弥生時代中期、館蔵
・二塚山遺跡出土小型仿製鏡(重文)、弥生時代後期、館蔵
・一本谷遺跡出土雲雷文帯連弧文鏡(県重文)、弥生時代後期、館蔵
II 大型化した青銅製武器
・柚比本村遺跡出土中細形銅剣(重文)、弥生時代中期、文化庁
・尼寺一本松遺跡出土中広形銅戈(県重文)、弥生時代後期、館蔵
・玉江遺跡出土中広形銅矛(県重文)、弥生時代後期、武雄市教委
III 埋められた青銅器
・若山遺跡出土多鈕細文鏡(重文)、弥生時代中期、小郡市教委
・吉野ヶ里遺跡出土銅鐸(県重文)、弥生時代後期、佐賀県教委
・目達原出土中広形銅矛(県重文)、弥生時代後期、個人蔵
・検見谷遺跡出土中広形銅矛(重文)、弥生時代後期、文化庁
・本行遺跡出土中広形銅矛(重文)、弥生時代後期、鳥栖市教委
・玉江遺跡出土中広形銅矛(県重文)、弥生時代後期、武雄市教委
IV これも埋納?
・茂手遺跡出土有鉤銅釧(県重文)、弥生時代後期、武雄市教委
・戦場ヶ谷遺跡出土青銅製鋤先(県重文)、弥生時代後期、佐賀県教委
・惣座遺跡出土小型仿製鏡、弥生時代後期、佐賀県教委
・牟田寄遺跡出土小型仿製鏡、弥生時代後期、佐賀市教委
・中原遺跡出土方格規矩鏡片、弥生時代後期、佐賀県教委
吉野ヶ里遺跡から銅戈の出土状態