OKADA-ROOM vol.8 写実と詩情
※この展覧会は終了しています。
美術館
2017年3月10日(金曜日)~ 2017年6月11日(日曜日)
平成29年3月から始まるOKADA-ROOMの新たな展示では、「写実と詩情」をテーマに、作品をご紹介します。
岡田三郎助は、昭和14年に亡くなるまで、一貫して写実に基づく画家でした。しかしそれ以上に、彼の作品は、常に詩情に満ちた、夢をうつすものであり続けました。
小さな花が咲く草上につつましやかなポーズで横たわる裸婦を描いた《花野》、鮮やかな布と、女性のやわらかな肌の色が響き合う《裸婦》や、横顔や横向きの身体のラインが強調された装飾的な《婦人半身像》......岡田の作品からは、光と陰が織りなす色彩、触覚に訴える肌や染織品の風合い、装飾的に整えられた安定した構図などを通して、彼が理想の美を追い求めたことが伝わってきます。
岡田の詩情や夢を託された作品をぜひご覧ください。また、本展示では、同時代の画家による、詩情ゆたかな作品もあわせて展示します。
会期 | 平成29年3月10日(金曜日)~6月11日(日曜日) ※毎週月曜日の休館日は休室 ただし3月20日(月曜日・祝日)、5月1日(月曜日・祝日)は開館 ※3月21日(火曜日)は休館・休室 |
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会場 | 美術館1階 OKADA-ROOM |
観覧料 | 無料 |
その他 | フラッシュ類や、三脚等の機材を用いての写真撮影はご遠慮ください。 作品にお手を触れないようお願いいたします。 また、寄託作品の写真撮影はご遠慮ください。 (詳細は受付スタッフにお尋ねください。) |
主な展示作品
岡田三郎助 《花野》1917年、佐賀県立美術館蔵 県重要文化財
岡田三郎助《清楚》1907年、佐賀県立美術館蔵
岡田三郎助《花の香(エスキース)》1903年頃、個人蔵(寄託)
岡田三郎助 《富士山(三保にて)》1920年、佐賀県立美術館蔵
岡田三郎助《裸婦》1935年、佐賀県立美術館蔵 県重要文化財
岡田三郎助《婦人半身像(下絵)》1936年、佐賀県立美術館蔵
青木繁《朝日》1910年、小城高等学校同窓会黄城会蔵(寄託)
高木背水《婦人肖像》1915年頃、佐賀県立美術館蔵
OKADA-ROOM Vol.8 出品目録(PDF:327KB)