山口亮一と佐賀美術協会の100年
※この展覧会は終了しています。
本展は肥前さが幕末維新博覧会のプレ企画展として開催するものです。
山口亮一(1880~1967)は、佐賀藩の重臣中野家の次男として佐賀市に生まれました。藩医の家系山口家の養子となるも、画家を志し、東京美術学校の西洋画科在学中から文展入選を果たします。明治44(1911)年に首席卒業の後帰郷、以降は生涯佐賀で暮らし、後進の育成とふるさとの洋画壇の発展に尽くしました。
大正2(1913)年、佐賀県出身の日本近代洋画の大家・岡田三郎助と久米桂一郎を中心に、佐賀の美術振興を目的とする「佐賀美術協会」が設立され、その翌年、佐賀県における初めての総合美術展覧会「佐賀美術協会展」(美協展)が開催されました。山口はその開催に尽力し、協会の初代会長に就任しました。この「佐賀美術協会展」は、洋画をはじめ日本画、工芸等を含めた、県単位では国内最長寿の美術展のひとつとして、本年、記念すべき第100回を迎えます。
本展では、山口亮一の優品の数々、そして美協展に出品し、佐賀の美術振興に寄与した美術家たちの作品を紹介します。
展覧会名 | 肥前さが幕末維新博プレ企画展「山口亮一と佐賀美術協会の100年」 |
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会期 | 平成29年7月28日(金曜日)~9月3日(日曜日) ※毎週月曜日は休館 |
会場 | 美術館2~3号展示室 |
観覧料 | 無料 |
主催 | 佐賀県立美術館 |
共催 | 佐賀美術協会 |
協賛 | マルボーロ北島 |
後援 | 佐賀県教育委員会、佐賀市、佐賀市教育委員会、朝日新聞社、 佐賀新聞社、(株)時事通信社佐賀支局、西日本新聞社、 日本経済新聞社西部支社、毎日新聞社、読売新聞西部本社、 サガテレビ、NHK佐賀放送局、FBS福岡放送、九州朝日放送、 RKB毎日放送、TNCテレビ西日本、TVQ九州放送、 NBCラジオ佐賀、エフエム佐賀、ぶんぶんテレビ、 公益財団法人佐賀県芸術文化協会、佐賀大学美術館、公益財団法人鍋島報效会 |
展示内容 |
・美術館3号展示室 |
その他 | ・作品・展示室における写真・動画の撮影はご遠慮ください。 ・展示室内での携帯電話のご利用はご遠慮ください。 ・危険ですので、展示作品に触ったり、作品を展示している壁にもたれ掛かったりしないようにしてください。 ・駐車場の数には限りがあります。お越しの際は、なるべく公共交通機関をご利用ください。→【交通アクセスについてはこちら】 |
主な出品作品
第1部 山口亮一 人と芸術
山口亮一《鳥と子供》1921年、佐賀県立美術館蔵
(第4回帝展、第9回美協展出品作)
山口亮一《自画像》1931年、佐賀県立美術館蔵
山口亮一《こかげ》1922年、佐賀市蔵
山口亮一《マルボーロ》1967年、個人蔵
第2部 「佐賀美術協会」の100年
岡田三郎助《若き娘の顔》1913年、佐賀大学美術館蔵
(第50回美協展出品作)
石本秀雄《少年の頃》1947年、佐賀県立美術館蔵
(第29回美協展出品作)
関連イベント
博美セミナー「裸体画の時代の佐賀美術協会展」 終了しました
【日時】平成29年7月30日(日曜日)13時30分~15時00分
【会場】佐賀県立美術館2階画廊
【講師】松本誠一(佐賀県立美術館 館長)
【参加費】無料
【予約】不要
【概要】日本近代美術史における裸体画という視点から、美協展の歴史の一幕をご紹介します。
博美セミナー「画家・山口亮一の人と芸術」 中止
【日時】平成29年8月19日(土曜日)13時30分~15時00分
【会場】佐賀県立美術館3号展示室
【講師】野中耕介(佐賀県立美術館学芸員)
【参加費】無料
【予約】不要
【概要】山口亮一の人と芸術について、展覧会を観賞しながら解説します。
学芸員によるギャラリートーク
【日程】第1回...平成29年7月29日(土曜日) 終了しました
第2回...平成29年8月12日(土曜日) 終了しました
第3回...平成29年9月2日(土曜日) 終了しました
【時間】13時30分~14時30分
【会場】佐賀県立美術館2~3号展示室
【参加費】無料
【予約】不要
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