佐賀県立博物館50周年特別展THIS IS SAGA-2つの海が世界とつなぎ、佐賀をつくった-
※この展覧会は終了しています。
県立博物館は1970年(昭和45年)10月に開館し、今年50周年を迎えます。
この大きな節目に、2つの海、玄界灘と有明海がつないだ佐賀と世界の交流の歴史、先人たちの進取と創造の姿を、今もなお受け継がれる宝とともにたどる特別展を開催します。
北部九州に位置する佐賀は、朝鮮半島や中国大陸に近く、交流の窓口となる2つの海をもつことから、他の地域に比べて地理的優位性があります。
2つの海をとおしていち早く世界とつながった佐賀では、多くのモノ、ヒト、コトが行き交いました。その歴史の中で佐賀に取り入れられたモノは、先人によって国内そして世界へと広がる新たな技術や文化の創造へとつながりました。
この特別展では、先進的で傑出した「THIS IS SAGA」(これぞ佐賀)を紹介し、これまでの県立博物館とは一味ちがう歴史ストーリーの旅へ皆様を誘います。
ぜひご観覧ください。
特別展テレビCM動画はこちら
出品目録裏.pdf (2.73MB)出品目録表.pdf (5.82MB)
※展示替えについては、出品目録をご覧ください。
会期 | 2020年9月18日(金曜日)~11月3日(火曜日・祝日) |
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開館時間 | 9時30分から18時 ただし、会期中毎週金曜日は開館時間を20時まで延長します。 |
休館日 | 2020年9月23日(水曜日)、9月28日(月曜日)、10月5日(月曜日)、10月12日(月曜日)、10月19日(月曜日)、10月26日(月曜日) |
会場 | 県立博物館(2号展示室、3号展示室) |
観覧料 | 一般800円 割引観覧料600円 ※高校生以下、障害者手帳または指定難病医療受給者証の所持者とその介助者1名は無料。 ※割引料金は、20名以上の団体、博・美メール会員、学生証(大学・専門学校等)提示の学生、本展の使用済み半券提示の者、17時以降入場の者、50周年にちなみ昭和45年(1970年)生まれの者、JTBベネフィット「えらべる倶楽部」会員に適用。 |
主催 | 県立博物館 |
助成 | 一般財団法人地域創造、芸術文化振興基金 |
後援 | 朝日新聞社、共同通信社佐賀支局、佐賀新聞社、(株)時事通信社佐賀支局、西日本新聞社、毎日新聞佐賀支局、読売新聞西部本社、サガテレビ、NHK佐賀放送局、NBCラジオ佐賀、エフエム佐賀 |
その他 | 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、県立博物館においても対策を行うとともに、お客様にも入館時のマスク着用、アルコール消毒等のご協力をお願いします。 |
展示構成
1 イントロダクション-佐賀と世界をつなぐ2つの海
・玄界灘と有明海
2 旧石器・縄文時代-いち早く始まった、海を越えた交流
・1万5千年前 伊万里の黒曜石が交流の扉を開いた
・奇跡の技術「8,000年前の編み籠」-有明海沿岸「東名」のくらしー
3 弥生・古墳時代-稲作の発祥地、佐賀
・日本人をとりこにしたコメ、ここに伝わる
・朝鮮半島・大陸との本格的な交流がもたらしたもの
4 奈良時代-最古の地誌が伝える佐賀の対外関係
・国宝『肥前国風土記』
5 平安時代-宋から日本へ 有明海も日宋貿易の舞台だった
・有明海へ、宋から宝が運ばれた ・日本初のお茶の栽培地 脊振山
6 鎌倉・室町時代-2つの海をめぐる攻防
・2つの海から元軍が佐賀に迫った 蒙古襲来
7 海域往来-海を越えた信仰と美術
・信仰がもたらした異国の仏教美術
8 桃山時代-朝鮮半島への出兵がもたらしたヒト・モノ・コト
・肥前名護屋 天下人秀吉が作り出した巨大国際都市
・被りょ人の活躍が生み出した文化・産業
9 江戸時代-世界に向けられた佐賀の視線
・白き黄金「有田焼」欧州へ
・奇想の画家若冲も慕った売茶翁 中国からの新風 煎茶文化
10 明治時代-新しい風、世界へ踏み出した佐賀人
・進取と創造 佐賀は世界を見ていた
・西洋絵画の先駆者 洋画家百武兼行
主な展示資料
国宝《肥前国風土記》713年編纂・平安時代写 個人蔵
※展示期間は2020年9月18日から10月18日まで
重要文化財《楊柳観音像》1310年(至元3年)銘 鏡神社蔵
重要文化財《色絵山水花鳥文大皿》中国・景徳鎮窯/肥前・有田窯
1620から1640年代 公益財団法人鍋島報效会
《売茶翁像》 《老松鸚鵡図》
伊藤若冲筆 18世紀 個人蔵
※《老松鸚鵡図》の展示期間は2020年9月18日から10月4日まで
《裸婦立像》百武兼行筆
1881年頃 神奈川県立歴史博物館蔵
関連イベント
開会式
日時:2020年9月18日(金曜日)9時00分~9時30分
場所:県立博物館正面玄関前(雨天の場合は佐賀県立美術館ホール)
オープニング演奏:佐賀県立佐賀西高等学校吹奏楽部
記念講演会「福岡伸一の生命論から佐賀の1万年を見る」
講師:福岡 伸一氏
日時:2020年10月18日(日曜日)14時~15時30分
場所:県立美術館ホール
参加料:無料
定員:先着200名
事前申込:要
申込受付:定員となりましたので、申込受付は終了いたしました。
洪 恒夫氏&館長4人クロストーク「今、博物館に求められるもの」
出演:空間デザイナー・東京大学総合研究博物館 特任教授 洪 恒夫 氏
佐賀県立博物館長 松本 誠一
佐賀県立九州陶磁文化館長 鈴田 由紀夫
佐賀県立名護屋城博物館長 蒲原 宏行
佐賀県立佐賀城本丸歴史館長 七田 忠昭
日時:2020年9月19日(土曜日)13時30分~15時
場所:県立美術館ホール
参加料:無料
定員:先着200名
事前申込:不要
バスツアー「史跡探訪THIS IS SAGA」
→バスツアーは、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため中止します。
※ 各ツアー定員先着30名、参加料1,500円(昼食代込)、事前申込が必要です。
申込受付:2020年9月1日(火)~定員になり次第締切
申込方法:県立博物館ホームページ申込フォームからお申込みください。
1 肥前名護屋城跡コース
ガイド:県立博物館学芸員 松尾 法博
日時:2020年10月17日(土曜日)9時~17時
場所:県立美術館前駐車場集合、名護屋城陣跡他
2 吉野ヶ里遺跡コース
ガイド:県立博物館学芸員 細川 金也
日時:2020年11月1日(日曜日)9時~16時30分
場所:県立美術館前駐車場集合、国営吉野ヶ里歴史公園他
博物館・美術館セミナー
※すべての講座で参加無料、会場は佐賀県立美術館2階画廊です。
1 「海をこえた文物」
日時:2020年9月20日(日曜日)13時30分~15時
講師:県立博物館学芸員 立畠敦子
定員:先着30名
事前申込:不要
2 「ミクロの世界をのぞいてみよう!」
日時:2020年9月21日(月曜日・祝日)13時30分~15時
講師:県立博物館学芸課主査 山口 真希子
定員:先着8組(1組3名まで)
事前申込:要
申込受付:申込受付は終了しました。
3 「肥前名護屋城図屏風の世界」
日時:2020年9月26日(土曜日)13時30分~15時
講師:県立博物館学芸員 松尾 法博
定員:先着30名
事前申込:不要
4 「海の石でアートしよう!」
日時:2020年9月27日(日曜日)13時30分~15時
講師:県立博物館学芸員 秋山沙也子
定員:先着20名
事前申込:不要
平日の火曜日限定!入場チケットをお買い求めのお客様にオリジナルエコバックプレゼント!
毎週平日の火曜日、一般800円又は割引料金600円の入場チケットをお買い求めのお客様にオリジナルエコバックをプレゼントいたします。
ギャラリートーク「学芸員のTHIS IS SAGA(これぞ佐賀)!」
日時:会期中毎週水曜日14時~14時30分
場所:県立博物館2号・3号展示室
参加料:無料(ただし、特別展入場のため、一般の方は入場券が必要)
事前申し込み:不要
開館記念日特別展無料入場DAY
日時:2020年10月14日(水曜日)9時30分~18時
夜間開館DAY
日時:会期中毎週金曜日9時30分~20時
特別展では18時30分から当館学芸員ギャラリートーク開催
場所:県立博物館、県立美術館
参加料:無料(ただし、特別展入場のため、一般の方は入場券が必要)
連携イベント
1 SAGAN COFFEE FESTA 2020
コーヒーチケットを購入の方は、特別展「THIS IS SAGA」を割引料金でご覧いただけます。
日時:2020年10月4日(日曜日)
場所:県立博物館前広場
主催:NPO法人 poco a bocco
2 2020 佐賀さいこうフェスVol.5
佐賀県立博物館ブースを出展します。
日時:2020年10月24日(土曜日)、25日(日曜日)
場所:佐賀城公園
主催:佐賀県
3 ミュージアムカフェTRESコラボメニューの提供
特別展にちなんだTRESオリジナルメニューです。
場所:県立博物館ミュージアムカフェTRES
期間:特別展会期中のみ
カフェトレスコラボメニュー.pdf(136KB)