OKADA-ROOM Vol.18 そして、洋画の種がまかれた。
※この展覧会は終了しています。
佐賀県立美術館は開館以来、明治から昭和初期にかけて活躍した佐賀県出身の日本近代洋画の巨匠、岡田三郎助(おかだ・さぶろうすけ、1869~1939)の画業と人物を顕彰してきました。
今回の展示では、岡田三郎助の名品の数々とともに、日本、そして佐賀県の洋画の発展に寄与した画家たちを紹介します。佐賀に生まれ、明治時代前半に日本人で最も早くヨーロッパで油絵を学んだ百武兼行や、フランスに学び、岡田とともに日本の洋画界に新風を吹かせた黒田清輝、久米桂一郎らの名品を展示します。さらに今回は、佐賀県内の洋画のはじまりと発展に重要な役割を果たした山口亮一、鶴清気の作品も展示。日本と佐賀県の洋画史のはじまり――洋画の「種」がまかれた時代と人々について紹介します。
なお、「佐賀県立博物館50周年特別展 THIS IS SAGA ー2つの海が世界とつなぎ、佐賀をつくった―」(博物館2号・3号展示室、9月18日~11月3日)及び「コレクション展 海がいざなう物語(美術館2号展示室、9月18日~11月3日)と合わせて御覧いただくことで、より洋画の魅力を堪能していただくことができます。
皆様の御来館をお待ちしております。
OKADA-ROOMについては【こちら】
岡田三郎助アトリエについては【こちら】
会期 |
2020年9月5日(土曜日)~12月6日(日曜日) |
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開館時間 |
9時30分~18時 |
休館日 |
毎週月曜日 |
会場 | 美術館1階 OKADA-ROOM |
観覧料 | 無料 |
その他 | フラッシュ類や、三脚等の機材を用いての写真撮影はご遠慮ください。 作品にお手を触れないようお願いいたします。 また、寄託作品の写真撮影はご遠慮ください。 (詳細は受付スタッフにお尋ねください。) |
出品作品(★印はOKADA-ROOM初公開作品)
・岡田三郎助《矢調べ》1893(明治26)年、油彩・画布、館蔵(佐賀県重要文化財)
・岡田三郎助《自画像》1899(明治32)年、油彩・画布、館蔵
・岡田三郎助《清楚(少女)》1907(明治40)年、油彩・画布、館蔵
・岡田三郎助《収穫》1912(明治45)年、油彩・画布、館蔵 ★
・岡田三郎助《ぬいとり》1914(大正3)年、油彩・画布、館蔵
・岡田三郎助《裸婦》1935(昭和10)年、油彩・画布、館蔵(佐賀県重要文化財)
・百武兼行《西洋婦人像》明治時代、油彩・画布、館蔵
・小代為重《テムズ河畔》1900(明治33)年、油彩・画布、館蔵
・黒田清輝《小代為重像》1897(明治30)年、油彩・画布、館蔵
・久米桂一郎《残曛(下絵)》1898(明治31)年、油彩・画布、館蔵
・鶴清気《清流》制作年不詳、油彩・画布、館蔵 ★
・山口亮一《秋の日》1909(明治42)年、油彩・画布、館蔵
岡田三郎助《矢調べ》1893(明治26)年、館蔵(佐賀県重要文化財)
岡田三郎助《裸婦》1935(昭和10)年、館蔵(佐賀県重要文化財)
百武兼行《西洋婦人像》明治時代、館蔵
山口亮一《秋の日》1909(明治42)年、館蔵
鶴清気《清流》制作年不詳、館蔵