コレクション展 佐賀・美の道
※この展覧会は終了しています。
佐賀県立美術館は、美術品の収集・展示等を通し、本県の美術文化の発展に寄与するため、昭和58年(1983年)10月に開館しました。以後現在まで、岡田三郎助など日本を代表する近代美術作品をはじめ、佐賀県ゆかりの作品を収集し展示を行っています。現在、そのコレクションの数は4,000点を超え、内容は日本画、洋画、彫刻、工芸等多岐にわたり、郷土の美術の歴史を一望できる、極めて充実したものとなっています。
今回のコレクション展では、近代から現代につながる郷土の美術の歴史について、いくつかのトピックに基づき御紹介します。古川松根や成富椿屋といった江戸から明治にかけての絵師の作品、百武兼行や岡田三郎助ら近代洋画の先駆者たちの作品、さらに県内の美術展覧会や美術教育など美術界の動向にも触れつつ、佐賀の美術の歩みを振り返ります。本展を通して、当館の充実したコレクションをより深く知っていただくとともに、郷土の美術の多様性と、それらをじっくり鑑賞する楽しさを味わっていただきます。
また特別展示として、令和2年(2020年)11月30日に92歳で没した佐賀県出身のアヴァンギャルド(前衛)美術作家・池田龍雄の作品について、当館のコレクションから5点を紹介します。
会期 |
2021年2月6日(土曜日)~2月28日(日曜日) |
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開館時間 |
9時30分~18時 |
休館日 |
毎週月曜日 |
会場 | 佐賀県立美術館 2・3号展示室 |
観覧料 | 無料 |
関連イベント |
担当学芸員によるギャラリートーク(展示解説)を行います。 |
その他 | フラッシュ類や、三脚等の機材を用いての写真撮影はご遠慮ください。 作品にお手を触れないようお願いいたします。 また、寄託作品の写真撮影はご遠慮ください。 |
「佐賀・美の道」チラシデータ(PDF4279KB)
主な出品作品
・司馬江漢《鵲図》18~19世紀、紙本墨画、館蔵
・成富椿屋《花鳥図》明治32(1899)、紙本着色、館蔵
・百武兼行《少女像》1881(明治14)、油彩・画布、館蔵
・岡田三郎助《富士山(三保にて)》1920(大正9)年、油彩・画布、館蔵
・青木繁《繊月帰舟》1910(明治43)年、油彩・画布、個人蔵(寄託)
・川浪養治《カワセミ》制作年不詳、岩絵具・紙、館蔵
・立石春美《大文字》1981(昭和56)、岩絵具・紙、館蔵
・武藤辰平《カルタ取り(セザンヌ模写)》1931-34(昭和6-9)、油彩・画布、個人蔵(寄託)
・石本秀雄《K子の座像》1968(昭和43)、油彩・画布、館蔵
・古沢岩美《洪水》1954(昭和29)、油彩・画布、館蔵
・野村昭嘉《Oeret》1990(平成2)、アクリル・板、館蔵
・池田龍雄《戦利品》1955(昭和30)、インク・紙、館蔵
・池田龍雄《覆面》1956(昭和31)、インク・油彩・水彩・紙、館蔵
成富椿屋《花鳥図》1899(明治32)、館蔵
岡田三郎助《富士山(三保にて)》1920(大正9)、館蔵
川浪養治《カワセミ》制作年不詳、館蔵
武藤辰平《カルタ取り(セザンヌ模写)》1931~1934(昭和6~9)、個人蔵(寄託)
立石春美《大文字》1981(昭和56)、館蔵
石本秀雄《K子の座像》1968(昭和43)、館蔵
池田龍雄《戦利品》1955(昭和30)、館蔵
池田龍雄《覆面》1956(昭和31)、館蔵