佐賀県立博物館|佐賀県立美術館

EXHIBITION展示案内

OKADA-ROOM vol.25 時代の息吹―明治・大正の風景と肖像―

※この展覧会は終了しています。

美術館 2022年8月19日(金曜日)~ 2022年12月11日(日曜日)

佐賀県立美術館は開館以来、明治から昭和初期にかけて活躍した佐賀県出身の日本近代洋画の巨匠 岡田三郎助(おかだ・さぶろうすけ、18691939)の画業と人物を検証してきました。

今回、OKADA-ROOM Vol.25では、岡田が活躍した明治・大正期の息吹を感じることのできる作品を紹介します。日本にふさわしい洋画の姿を探求した岡田は、その試みの一つとして身近な風景や人々の何気ない美しさに着目し、愛着を込めて描きました。さらに人物表現に熟達した岡田は、佐賀出身の実業家である藤山雷太をはじめ、当時を生きた人々の肖像を残したことでも知られています。岡田、そして彼の仲間の洋画家たちが活写したこれらの風景画や肖像画は、明治・大正という時代の息遣いを私たちに伝え、彼らが生きた時代について想像をたくましくしてくれます。

どこか懐かしさも感じる時代の一断面を、岡田三郎助を中心とした近代洋画の名品を通じて、束の間の時間旅行をお楽しみください。

OKADA-ROOMについては【こちら】
岡田三郎助アトリエについては【こちら】

会期

2022年8月19日(金曜日)~12月11日(日曜日)

開館時間

9時30分~18時

休館日

毎週月曜日
 ※祝日は開館、翌火曜日が休館。
 ※1121日(月曜日)は県展会期中のため開館。
 ※117日(月曜日)から1118日(金曜日)は県展準備等のため休館。

会場 美術館1階 OKADA-ROOM
観覧料 無料
その他 フラッシュ類や、三脚等の機材を用いての写真撮影はご遠慮ください。
作品にお手を触れないようお願いいたします。

出品作品

1

向島風景

百武兼行()

制作年不詳

油彩・板

佐賀県立美術館

2

田子の浦図

百武兼行

1876(明治9)

油彩・カンヴァス

佐賀県立美術館

3

日傘の婦人のいる風景

小代為重

1890(明治23)

油彩・板

佐賀県立美術館

4

風景

五百城文哉

明治20年代

油彩・カンヴァス

佐賀県立美術館

5

矢調べ

岡田三郎助

1893(明治26)

油彩・カンヴァス

佐賀県立美術館
佐賀県重要文化財

6

八瀬の里

岡田三郎助

1906(明治39)

パステル・紙

佐賀県立美術館

7

収穫

岡田三郎助

1912(明治45)

油彩・カンヴァス

佐賀県立美術館

8

岡田三郎助

1919(大正8)

油彩・カンヴァス

佐賀県立美術館

9

藤山雷太像

岡田三郎助

1914(大正3)

油彩・カンヴァス

佐賀県立美術館

10

八月

中澤弘光

1899(明治32)

油彩・カンヴァス

佐賀県立美術館

11

髪を梳く

御厨純一

1918(大正7)

油彩・カンヴァス

佐賀県立美術館

12

キセルを持つ老漁夫

御厨純一

1920(大正9)

油彩・カンヴァス

佐賀県立美術館

13

初夏

北島浅一

大正末頃

油彩・カンヴァス

佐賀県立美術館

14

円山公園 夏の小蔭

三根霞郷

1917(大正6)

油彩・紙

佐賀県立美術館

15

風景

山口亮一

1909(明治42)

油彩・カンヴァス

佐賀県立美術館

16

絵具箱
(岡田三郎助所用)

木製

佐賀県立美術館

矢調べ.jpgのサムネイル画像

岡田三郎助《矢調べ》 1893(明治26) 
油彩・カンヴァス 佐賀県立美術館 佐賀県重要文化財

藤山雷太像.jpg

岡田三郎助《藤山雷太像》 1914(大正3)
油彩・カンヴァス 佐賀県立美術館

髪を梳く.jpg

御厨純一《髪を梳く》1918(大正7) 
油彩・カンヴァス 佐賀県立美術館

八月.jpgのサムネイル画像

中沢弘光《八月》 1899(明治32) 
油彩・カンヴァス 佐賀県立美術館