特別展「建築の建築―日本の「建築」を築いた唐津の3巨匠―」
※この展覧会は終了しています。
展覧会概要
明治期に体系的な西洋建築を日本で初めて学び、官・民それぞれの立場から近代日本を象徴する数々の建築を手掛けた辰野金吾と曽禰達蔵。辰野は、東京駅や日本銀行本店など、近代日本の「社会」の基盤となる数々の建物を設計しました。また、曽禰は三菱社に入り、日本「経済」の中心地となる、当時「一丁倫敦」と呼ばれた丸の内オフィス街を築きました。一方、時代は下り、昭和の名建築を数多く設計し、文化勲章を受章するなど建築界に大きな足跡を残した村野藤吾。かれは激動の昭和期、日生劇場(日本生命日比谷ビル)に代表されるような、日本人の生活の「豊かさ」や「文化」を拓く数多くの建築を手掛けました。
明治・大正・昭和の各時代を通じて日本の建築界をリードしたこの3人の建築家は、いずれも佐賀県唐津市出身です。
本展覧会では、日本の「社会」・「経済」・「文化」の発展を建築の世界から支えたこの3人の建築家の偉業や志、建築作品の魅力に、豊富な資料とアートの視点で迫ります。
会期 |
2022年9月6日(火曜日)~10月27日(木曜日) |
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会場 | 佐賀県立博物館館(2号展示室・3号展示室) |
観覧料 | 一般600円 割引観覧料500円 ※高校生以下、障害者手帳又は指定難病医療受給者証をお持ちの方とその介助者1名は無料 ※学生、20人以上の団体、博美メール会員等は割引観覧料 |
主催 | 佐賀県(文化・観光局文化課、佐賀県立博物館) |
共催 | 唐津市 |
後援 |
唐津市教育委員会、(一社)日本建築学会、(公社)日本建築家協会、(公社)日本建築士会連合会[予定]、(一社)日本建築士事務所協会連合会、(一社)全国建設業協会、(一社)日本建設業連合会、(公財)佐賀県建設技術支援機構、(一社)日本建築学会九州支部佐賀支所、(公社)日本建築家協会佐賀地域会、(一社)佐賀県建築士会、(一社)佐賀県建築士事務所協会、(一社)佐賀県建設業協会、(一社)佐賀県電業協会、佐賀県電気工事業工業組合、(一社)佐賀県空調衛生工業会、佐賀県管工事協同組合連合会 |
主な展示資料
東京駅と丸の内界隈の変遷ジオラマ(2014年)
東京ステーションギャラリー蔵
辰野金吾滞欧野帳 辰野家蔵
村野藤吾建築模型 京都工芸繊維大学美術工芸資料館蔵
撮影:市川靖史
関連イベント
クロストーク1「「建築」を建築した3人」
登壇者:松隈洋 氏(京都工芸繊維大学美術工芸資料館教授)
ヤマガミユキヒロ 氏(アーティスト)
洪恒夫 氏(東京大学総合研究博物館特任教授、本展展示アドバイザー)
日 時:9月17日(土曜日) 13時30分~15時00分
会 場:佐賀県立美術館ホール
聴講料:無料
定 員:200人(当日受付)
クロストーク2「佐賀と建築のゆかり-未来に伝えたい佐賀・日本の建築-」
※特別展「建築の建築」の関連イベントを以下のとおり開催する予定でしたが、クロストーク2については、台風接近のため10月10日(月)に延期します。
なお、クロストーク1は予定通り開催します。
登壇者:三井所清典 氏(アルセッド建築研究所長、日本建築士会連合会名誉会長)
平井ゆか 氏(内田祥哉建築研究室、曽禰達蔵の玄孫)
日 時:変更後 10 月10 日(月曜日・祝日) 13 時30 分~15 時00 分
(変更前 9月19日(月曜日・祝日) 13時30分~15時00分)
会 場:佐賀県立美術館ホール
聴講料:無料
定 員:200人(当日受付)
博美セミナー「唐津が生んだ3人の建築家たち」
※博美セミナーの会場を変更いたしました。ご聴講の際には、お間違えのないようお気を付けてお越しください。
日 時:10月8日(土曜日)13時30分~15時00分
会 場:変更後 佐賀県立美術館ホール
(変更前 佐賀県立美術館2階画廊)
講 師:渕ノ上隆介(佐賀県立博物館博物系担当係長・学芸員)
聴講料:無料
定 員:200人(当日受付)
ギャラリートーク(学芸員による展示解説)
日 時:9月11日(日曜日)・25日(日曜日)
10月9日(日曜日)・23日(日曜日)
各日14時~ 1時間程度
会 場:博物館2号・3号展示室
講 師:佐賀県立博物館学芸員
聴講料:無料 ※ただし、展覧会観覧料が必要です。
旧三菱合資会社唐津支店本館(唐津市歴史民俗資料館)特別公開 [主催:唐津市教育委員会]
日 時:9月17日(土曜日)・18日(日曜日)・19日(月曜日・祝日)、
10月15日(土曜日)・16日(日曜日)
各日9時~16時
観覧料:無料
旧唐津銀行唐津支店でのサテライト展示
会 期:9月6日(火曜日)~10月27日(木曜日)
会 場:旧唐津銀行唐津支店(唐津市本町1513-15)
観覧料:無料