OKADA-ROOM Vol.26 うららかなる時―花咲く春の洋画―
※この展覧会は終了しています。
佐賀県立美術館は開館以来、明治から昭和初期にかけて活躍した佐賀県出身の日本近代洋画の巨匠 岡田三郎助(おかだ・さぶろうすけ、1869~1939)の画業と人物を検証してきました。
今回は、岡田三郎助を中心とした美術館の近代洋画コレクションより、早春にふさわしい作品を選りすぐって紹介する「OKADA-ROOM Vol.26 うららかなる時―花咲く春の洋画―」を開催します。日本の裸婦像を代表する岡田の名品《花野》をはじめ、岡田がこよなく愛した長野県飯綱町の桃園を描いた《丹霞郷》、満開の八重桜が瑞々しい山口亮一の《桜》、武藤辰平によるフランス絵画の模写《春(ミレー模写)》等々、館蔵の名品15点を展示します。
寒さが緩み、草木が芽吹く春。野山に色彩が戻り、冬を耐え忍んだ生命が再び賑わうこの季節は、いつの時代も変わらず私たちの心を高鳴らせてくれます。岡田三郎助を始めとした洋画家たちもまた、春の情景に大いに絵心を刺激され、パレットを携えて野山に赴き、あるいは梅や桜などの花々を愛でながら絵筆を振るいました。本展を通して、ぜひうららかな春の息吹を感じてください。
OKADA-ROOMについては【こちら】
岡田三郎助アトリエについては【こちら】
会期 |
令和5年(2023年)2月11日(土曜日・祝日)~4月9日(日曜日) 令和5年(2023年)5月23日(月曜日)~5月28日(日曜日) ※4月10日(月曜日)から5月22日(月曜日)は休室。 |
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開館時間 |
9時30分~18時 |
休館日 |
毎週月曜日 |
会場 | 美術館1階 OKADA-ROOM |
観覧料 | 無料 |
その他 | フラッシュ類や、三脚等の機材を用いての写真撮影はご遠慮ください。 作品にお手を触れないようお願いいたします。 |
出品作品
No. |
作品名 |
作者名 |
制作年 |
材 質 |
所蔵等 |
1 |
花野 |
岡田三郎助 |
1917(大正6) |
油彩・カンヴァス |
佐賀県立美術館佐賀県重要文化財 |
2 |
丹霞郷 |
岡田三郎助 |
1933(昭和8) |
油彩・カンヴァス |
個人蔵(寄託) |
3 |
花の香(エスキース) |
岡田三郎助 |
1903(明治36)頃 |
油彩・カンヴァス |
個人蔵(寄託) |
4 |
天井画下絵 |
岡田三郎助 |
1906(明治39) |
油彩・板 |
佐賀県立美術館 |
5 |
桃の林(大石田横山村) |
岡田三郎助 |
1917(大正6) |
油彩・カンヴァス |
佐賀県立美術館 |
6 |
風景 |
岡田三郎助 |
1919(大正8) |
油彩・カンヴァス |
佐賀県立美術館 |
7 |
風景習作 |
岡田三郎助 |
1916(大正5) |
油彩・カンヴァス |
佐賀県立美術館 |
8 |
桃咲く頃 |
山口亮一 |
1926(大正15) |
油彩・カンヴァス |
佐賀県立美術館 |
9 |
桜 |
山口亮一 |
1921(大正10) |
油彩・カンヴァス |
佐賀県立美術館 |
10 |
春雨 |
高木背水 |
1912(明治45) |
油彩・カンヴァス |
佐賀県立美術館 |
11 |
巴里郊外の春 |
御厨純一 |
1928(昭和3) |
油彩・カンヴァス |
佐賀県立美術館 |
12 |
梅 |
北島浅一 |
1940-41(昭和15-16) |
油彩・カンヴァス |
佐賀県立美術館 |
13 |
春(ミレー模写) |
武藤辰平 |
1933(昭和8) |
油彩・カンヴァス |
個人蔵(寄託) |
14 |
郊外早春 |
甲斐仁代 |
1948(昭和23) |
油彩・カンヴァス |
佐賀県立美術館 |
15 |
春日 |
古賀忠雄 |
1964(昭和39) |
ブロンズ |
佐賀県立美術館 |
岡田三郎助《花野》 1917(大正6) 油彩・カンヴァス
佐賀県立美術館蔵 佐賀県重要文化財
岡田三郎助《丹霞郷》 1933(昭和8)油彩・カンヴァス
個人蔵(佐賀県立美術館寄託)
山口亮一《桜》 1921(大正10) 油彩・カンヴァス
佐賀県立美術館蔵
武藤辰平《春(ミレー模写)》 1933(昭和8)油彩・カンヴァス
個人蔵(佐賀県立美術館寄託)