「草庵茶室」体験プログラム・ワークショップ
2024年3月27 日に一般公開した「草案茶室」の体験プログラム・ワークショップを、下記のとおり実施します。
本プログラムでは、復元した茶室内で、お抹茶でのおもてなしや学芸員による解説などを行います。
史料に基づき忠実に再現された「草庵茶室」に入ることができる、全国でもここでしか体験できない特別なプログラムです。
『宗湛日記』に記された山里丸草庵茶室「御座敷四畳半、柱もそのほかみな竹なり」の世界をぜひお楽しみください。
草庵茶室
体験プログラム : 昼会(公開タイプ)
- 1回あたりの定員は4名、所要時間は20分間です。
茶室の障子は閉めますが、外に見学者がいる状況での体験です。 - 茶室内でお菓子とお抹茶をお出しします。(点前は行わず、点て出しでの提供となります)
- お茶碗は数茶碗でご提供いたします。
- 呈茶前に復元制作された草庵茶室や白天目等、草庵茶室ゆかりの茶道具について学芸員の解説を聞きながら鑑賞していただます。
- 体験料は、お一人1,000 円です。クレジットカード等キャッシュレス決済はご利用いただけません。
2025年10月4日の募集時間
- 10時30分、11時、11時30分、12時、15時、15時30分(6回)
昼会のイメージ
体験プログラム:夕会(貸切タイプ)
- 1回あたりの定員は4名、所要時間は90分間です。閉館後の外に見学の方がいない貸切での体験です。
- 最初に閉館後の博物館の展示室を学芸員の解説を聞きながら観覧していたきます。
- 茶室外にて草庵茶室の復元制作動画をご覧いただきます。
- 茶室内でお菓子とお抹茶をお出しします。(室内で略式手前にて提供いたします)
- お茶碗は「武野紹鷗の白天目」に魅せられ、長年再現制作と研究に取り組んでいる青山双渓氏の作品等にてご提供
します。 - 学芸員の解説を聞きながら草庵茶室と茶室内の品々を鑑賞していただきます。
- 記念に草庵茶室起こし絵キットを進呈します。
- 体験料は、お一人10,000 円です。クレジットカード等キャッシュレス決済はご利用いただけません。
2025年11月24日の募集時間
- 17時30分から
夕会のイメージ
遠帆帰帆図(複製品) 白天目茶碗(青山双渓氏作)
徳川美術館原蔵
ワークショップ1:「親子で挑む!!草庵茶室の起こし絵ー名尾和紙でつくる建築模型ー」
名尾和紙でできた草庵茶室の「起こし絵」(建築模型)キットを親子で協力して組み立ててみませんか?
パーツを一枚ずつ組み立てることによって草庵茶室の間取りや「造り」、茶庭の空間構成などを知ることができます。
また、協力して組み立てた起こし絵を持ち帰り、じっくり鑑賞してもらうことで、佐賀に所縁のある和紙の質感のすばらしさを感じ、茶室空間に対する理解が深まる
だけでなく、美的感覚が磨かれる助けになれば幸いです。
・実施日時:令和7年8月9日(土曜日)13時30分から15時30分まで
・場 所:名護屋城博物館 1階図書閲覧室
・参 加 費 :無料
・募 集:10組(20名程度)
※小学生のお子さんと保護者の方一組でご参加ください。
令和6年度ワークショップのようす
ワークショップ2:「鋳物ってなんだ?ー胡銅長曽呂利花入の復元と錫古印鋳造体験ー」
R7年度に復元制作した長曽呂利花入は、宗湛日記の記録にある草庵茶室に設えられた道具の一つで、銅・錫(すず)・鉛を主原料とした青銅製(胡銅)の花入です。
制作では、これらの金属を溶解したものを鋳型に流し込み、冷めた後に余分な部分の切削や仕上げのための研磨や着色を行うという複雑な工程を経て製品になります。
この工程の主な部分を鋳造といい、日本では弥生時代に大陸から技術が伝えられて以来、現代では材料や技術的な改良が加えられ、日用品、装飾品をはじめ、日本の
基幹産業である自動車製造、鉄鋼など幅広く用いられている技術です。
ワークショップでは、今回当館が制作した長曽呂利花入にちなみ、歴史的に重要な技術である鋳造技術について理解し、親しんでもらうため、低融点金属で材料と
しても比較的安全性が高く、長曽呂利花入の材料としても用いられた錫(すず)を溶かして鋳型に流し込み古印を制作していただきます。
なお、古印の制作前には、長曽呂利花入の制作を通して鋳造技術について理解してもらうために参加者に制作動画を視聴していただき、制作した古印は、お土産と
して専用の桐箱に入れてお持ち帰りいただけます。
・実施日時:令和7年2月21日(土曜日)13時30分から 14時30分から 15時30分から(3回、1回1時間程度)
・場 所:名護屋城博物館 屋外(設営テント)
・参 加 費 :無料
・募 集:各回10組(60名程度)
※小学生のお子さんと保護者の方一組でご参加ください。
鋳造体験ワークショップ イメージ
お申込み方法
- 下記の申込みフォームへの入力もしくはお電話にてお申込みください(準備のため、お申込みは実施日の前日の正午までにお願いいたします)。
- 先着順にて決定します。
- 体験料は名護屋城博物館受付にて当日お受けします。
参加申込先
- 佐賀県立名護屋城博物館「草庵茶室」体験プログラム・ワークショップ申込みフォーム
ワークショップ1 「親子で挑む!!草庵茶室の起こし絵ー名尾和紙でつくる建築模型ー」
お申込みフォーム
https://logoform.jp/form/jbBd/720094(別ウィンドウで開きます)
※体験プログラム、ワークショップ2の募集は追って募集いたします。 - 電話 0955-82-4906(学芸課直通)
- お名前・電話番号・メールアドレス等をお尋ねします。
- お伝えいただいた個人情報は本プログラムの運営にのみ使用します。
体験プログラム・ワークショップご参加にあたってのお願い
- 茶室や展示している掛物にはお手を触れないようお願いします。
- 安全のため、記念撮影は職員がカメラ等をお預かりして行います。また、動画の撮影はできません。
- 未就学児のご参加はできません。小学生は保護者の方とともにお申込みください。
- 1名でのお申込みの場合、他のお客様とご一緒での体験となる場合があります。
- 服装は和服でなくて結構ですが、裸足での入室はできません。
- ワークショップにご参加される方は、刃物や熱した金属を扱いますので動きやすい服装でお越しください。
- 体験にあたってアクセサリー等を外していただく場合があります。
- 懐紙・黒文字(楊枝)の持参は不要です。
-
貴重な焼き物に触れていただく機会になりますので、職員が扱い方などをご説明する場合があります。その際には、説明に従って体験をしていただきます。
-
体験プログラムは、初心者の方でも作法上問題ありません。お気軽にお申込みください。
- ワークショップにご参加される方は、刃物や熱した金属を扱いますので動きやすい服装でお越しください。
-
鋳造ワークショップ体験の際は軍手とゴーグルを必ず着用していただき、スタッフを配置して安全に配慮します。
主催・協力
- 主催 佐賀県立名護屋城博物館
- 協力 茶苑海月、太閤お茶の会、蘆屋鋳物 樋口陽介
お問合せ先
佐賀県立名護屋城博物館
〒847-0401 佐賀県唐津市鎮西町名護屋1931 番地3
TEL.0955-82-4906(学芸課直通)
FAX.0955-82-5664
e-mail nagoyajouhakubutsukan@pref.saga.lg.jp