佐賀県立博物館|佐賀県立美術館

EXHIBITION展示案内

岡田三郎助の花物語―万花描く辻永とともに―

美術館 2019年3月16日(土曜日)~ 2019年5月 6日(月曜日)

明治~昭和初期の洋画壇を牽引した画家・岡田三郎助(1869-1939)は、明治39年末に文筆家の小山内八千代と結婚したことを機に、現在の東京都渋谷区恵比寿にアトリエを構えました。作品制作や後進指導の場であったアトリエは、岡田没後、親しい画家の辻永(1884-1974)に引き継がれ、長く守られたのち、平成30年4月、岡田の故郷である佐賀県へと移設されました。

本展では、アトリエ移設1周年を記念し、岡田三郎助と辻永という、アトリエに暮らした2人の画家について下記のとおり紹介します。

会期

2019年3月16日(土曜日)~5月6日(月曜日・祝日)

【休館日】
3月18日、3月25日、4月1日、4月8日、4月15日、4月22日
※毎週月曜日休館。ただし祝日・休日は開館。

開館時間 9時30分~18時
会場 美術館4号展示室、OKADA-ROOM、岡田三郎助アトリエ
観覧料 無料
主催 佐賀県立美術館
展示内容 岡田三郎助と辻永による油彩画、デッサン等
計約60件160点
その他 許可の表示がある場所以外での、写真・動画の撮影はご遠慮ください。
作品にお手を触れないようお願いいたします。

展覧会趣旨

 岡田と辻がともに愛したもの、それは「花」でした。

岡田三郎助は、フランスでラファエル・コランの薫陶を受け、作品に花(植物)を描くようになりました。それらは、背景の一部、あるいは着物の模様でありながら、主題である女性の性質や物語を暗示する役割も担っていました。また、薔薇などを描いた静物画も、岡田の画業において重要な位置を占めています。

 辻永も、花とゆかり深い画家でした。少年の頃、画家になるか植物学者になるか悩んだほどの植物好きであった彼は、生涯を通じて2万点を超える植物画を描き、それらは大著『万花図鑑』『万花譜』として結実しました。

 連れ立って写生旅行に出かけることも多かった岡田と辻は、花・植物への関心を共有し、それぞれの作品に反映させていったと考えられています。 
 岡田と辻の作品にあらわれた「花」をめぐる物語は、近代洋画史において花の果たした役割を明らかにすることでしょう。

関連イベント

博美セミナー「花を愛した2人の画家―岡田三郎助と辻永―」

【日時】平成31年(2019年)3月23日(土曜日)13時30分~15時
【会場】佐賀県立美術館 2階画廊
【講師】岩永亜季(佐賀県立美術館 学芸員)
【参加費】無料
【予約】不要
【概要】 
展覧会にちなみ、岡田三郎助と辻永の交流とそれぞれの作品について、とりわけ「花」との関わりに着目してお話します。

博美セミナー「岡田三郎助の花ワールド」

【日時】平成31年(2019年)4月27日(土曜日)13時30分~15時
【会場】佐賀県立美術館 2階画廊
【講師】松本誠一(佐賀県立美術館 館長)
【参加費】無料
【予約】不要
【概要】 
岡田は草木、樹木を人とのかかわりの中で描きました。
そこには花を人に重ね、人を花にたとえるという現実と理想の親和的な交流がありました。
セミナーでは、このことについてお話します。

ギャラリートーク

【日時】会期中 毎週金曜日 14時00分~15時00分
【会場】佐賀県立美術館 4号展示室及びOKADA-ROOM
【案内】当館学芸員
【参加費】無料
【予約】不要

ドライフラワーとバラの展示

【日時】会期中 9時30分~18時
【会場】岡田三郎助アトリエ(アトリエ)
【観覧料】無料

アトリエ花マルシェ

【日時】毎週日曜日(3月17日、5月5日を除く) 11時~17時
【会場】岡田三郎助アトリエ(女子洋画研究所)

※岡田三郎助アトリエでは、他にもワークショップなどを企画中です。
 決定次第、このページにてお知らせします。

岡田三郎助《イタリアの少女》公益財団法人大原美術館蔵 
岡田三郎助《イタリアの少女》公益財団法人大原美術館蔵


岡田三郎助《花をもてる裸婦(花の香)》公益財団法人ウッドワン美術館蔵
岡田三郎助《花をもてる裸婦(花の香)》公益財団法人ウッドワン美術館

岡田三郎助《花園(一)》個人蔵
岡田三郎助《花園(一)》個人蔵

辻永《夾竹桃と山羊》茨城県近代美術館蔵
辻永《夾竹桃と山羊》茨城県近代美術館蔵

辻永《さつき》水戸市立博物館蔵
辻永《さつき》水戸市立博物館蔵